2010年11月7日日曜日

11月7日 あれ? 新幹線じゃないの…


いわば近代鉄道の“原点”
写真は2枚目以降「クリック」してご覧下さい。



7日は誕生日なのですが、年を重ねることがもうめでたくもなくたいして嬉しくもありませんのでどうでもいいんですが、イベントとしての誕生日は嬉しいもんです。たまには自分で自分にプレゼントもありかなって言うことで「会津」まで蒸気機関車の写真を撮りに行ったのでありました。
(プレゼントをわざわざお送り下さった「I」さん。どうもありがとうございました。忘れないようにここに記しておきます。)

そもそもはマイミクの「Goちゃん」さんから、10月の頭頃にご提案があったのが切っ掛けです。
高校生の頃後輩にそそのかされて、八高線のD51を撮り始めたことが私の鉄道写真のルーツなので、「カマ撮りに行きませんか?」なんて聞かれたらお断りする理由など全くありません。 「万障お繰り合わせの上」行く準備をそそくさと始めてしまいました。
その後、お仕事がお忙しいにも関わらず、宿泊の手配や他のメンバーを探して下さるなどのお手間を掛けてしまいました。
結局当日は「Goちゃん」さんと、第一監視台で知り合った「S」さんと私の3人で決行することになりました。

出発は11月5日深夜。
さいたま新都心駅で「S」さんと合流し、駅近くのファミレスにて「Goちゃん」さんのお迎えを待つ予定でしたが、「S」さんとは電車の中で合流していました。(笑

「Goちゃん」さんはお仕事の都合で23時を大きく回った頃に帰宅され、すぐにおいで下さいました。 軽く夕食をとりいざ出発です。
私の移動手段は普段電車がメインなので、道路や撮影地の地理不案内でどこをどう通って辿り着いたのか良く分からないのですが、「ちょっと休みましょう。」と山道の中で小一時間仮眠をとりました。
辺りが明るくなり始め、お二人は無料とかおっしゃる温泉に浸かり、その後出発。

最初の撮影地がここです。

じゃぁ次行ってみよぉ~ という移動中に見えた風景です。

次の場所はイマイチだったので割愛。
その次3番目のポイントでのカットです。

その後きょう一番のまさに「山場」で、上り坂が一番きつかったのがここ。息も絶え絶えで辿り着きました。右下のオレンジ色の葉っぱはわざと入れました。 10分か15分くらいしか居ませんでした。膝が笑っちゃってて撮影後の下り坂もきつかったです。

山の中腹より低い所? で撮りました。 上はもっといいらしいんですけど。
麓にある道の駅の駐車場に車を止め、あとは徒歩。
小雨の後だったので、細い獣道はぬかるんでいて滑る滑る。 しかも時間が迫っているので気が急きます。
撮影ポイントに辿り着く頃には本気で死んじゃうんじゃないかと思うほどのめまいに襲われました。 上の方は30人? 40人? 50人? とにかく見えなくなるところまでカメラが見えました。
三脚も担いで行ったのですが全身の力が入らず、バッテリーパック付きのD300を手持ちすることも出来ないほど力が入りませんでした。
しかし、足を踏ん張ってカメラを構えると、遙か左先の駅に入る2両編成が見えます。
しばらくして橋を渡るのですが、そのシーンです。
山から下りて朝食ですが、今の登山で私はまったく食欲が湧かず、行きをするのが精一杯でした。
これは蒸気機関車がすごく似合いそうな場所です。苦労した甲斐あり。。。(甲斐じゃ山梨か…)

そしていよいよ本命の「SLばんえつ物語号」のC57-180を撮るわけですが、急いで次のポイントに行きましたが場所がなかかな見つからず、私だけ再び大運動会、、、 結局コンクリートで覆われた築堤の下からあおり撮影・・・
それがこれです。


この後素早く車に戻り次の場所がここ。
注:ちょっと赤みを強めに調整してあります。
やや後追い気味ですが、真横が撮れるポイントやひとつ先のポイントでは満員状態でした。

そしてまた次のポイントを目指して即移動開始。
こんなめまぐるしい撮り方をしたことはなかったのですが、こういうのもたまには面白いですね。

この写真で言うとすぐ右側に踏切があり、先客多数。更に先の方にも何人もいるようでしたが、「Goちゃん」さんは遮断機わきで、「S」さんと私はこのアングルで撮りました。
「Goちゃん」さんのポイントは、カーブを曲がってくるカマの正面と後位の客車が撮れていました。

この後はしばし獲物なし。次は折り返し新潟へ戻るC57を撮りますので、1時間ほどかけてそのポイントへ移動し下見をしてから昼食です。 久しぶりに「喜多方ラーメン」を食べました。
いやぁ、これがまた笑っちゃうくらい旨いの何のって、、、 しかしお代わりは出来ませんので、いま見て来たポイントへ戻るわけですが、出て来た時とは比べものにならないくらいの人だかりになっていました。予想はしていたものの「え゛!?」って感じでした。

ここでは「Goちゃん」さんと「S」さんが後追いで、列車の側面に反射する夕陽のシーン。私は線路を挟んで真反対の踏切わきで「磐梯山バック」を狙うことになりました。
そんなときふと後ろを見ると、辺りはこんな状態でした。

こんなアングルで撮れたらいいなぁと思いますが、往来危険罪が立派に成立してしまいますからね・・・

地元色が来ました。反対方向からなので試し撮りにもなりませんが、ススキが夕陽に照らされていたので絡めてみました。


踏切を挟んで左右には20人くらいいたでしょうか。 その中で縦位置に構えているのは私だけでしたが、興味をお持ちになられた方 (鎌倉からおいでになったとのこと) が話しかけてこられたので、「磐梯山を入れたい」ことと「背後の人家をなるべく排除したい」と話したところ、「隣に移動してきていいか。」と言われたので空いているからどうぞと申し上げました。
そんなことをしながら雑談していると、いよいよ通過時間が近づいてきました。

その時にふと気づいたこれ1台の三脚にD3クラスとD300? など4台を乗せ、同時シャッターが切れるように配線された方が2人並んで撮っていました。 計8台。 同時にあんなに撮ってと言うより装備にチビリそうでした。 話そうと思ったのですがヘンなオーラが出ていて、誰も話しかけていませんでした。 スッゲ~財力というか・・・

そしていよいよ上りの普通が通過し、しばらくするとやってくるはずです。
順当なら線路の右に陣取るのですが、「煙好きのスタッフ」は風向きから煙が左へたなびくであろうことを予測してあえて左に陣取ったというわけです。煙の色も予想通り。
上りを何カ所かで撮っていて分かったのですが、今日の機関助手さんは大ベテランらしく白い煙しか吐いておらず、不完全燃焼の黒煙は吐いてくれません。

背景の磐梯山は7~8割隠れましたが、SLなのでこれで充分。
昔はアップしか撮らなかったんですけどね、どなたかの影響で景色を入れるようになっちゃいました。まさかSL撮影にまで影響されるとは・・・

とまぁこんな出来ですが、、、
しかし、新幹線を撮っている時と違い「Nikon率」の高いことにビックリです。
また、年齢が主に40代以上? 幹鉄さんは私より若い方が多いのに、ここでは私なんかが若造みたいな、、、 「Nikon率」が高いのもそのせいかもしれません。私の年齢でSL終焉頃に十代後半でしたから、、、

これで、11月6日の撮影は終わりです。
このあとは泊まる予定のお宿に移動するだけですが、在りし日の日中線の「熱塩駅」が保存されているとのことで、宿への途中で近こともあるから寄っていくことになりました。

見た目はいまにも列車が来そうですが、線路はとっくにありません。
駅舎の周りをうろうろしながら・・・
     (「日中線」とか「熱塩駅」で検索するとたくさんヒットします。)
いまは使われていない改札を入った前にあるテーブルにのっていました。
誰がかじったんだか、干し柿にするんだから「渋柿」に決まってんじゃん。。。

こちらは、屋根付きで展示されているラッセル車の後位に連結されている旧客ですが、ボディーに写った夕景が見事だったので、、、
注:若干色補正しています。





~ ここから11月7日分です。 ~



昨夜は、宿に入り私は持参したパソコンに画像データを移しました。
この間各自入浴したり寛いだり、、、
そして、確実に食べきれない夕食。

部屋に戻って明日の作戦会議。
私はまったく分からず、、、
帰ってから使う画像のピックアップとか、出来れば処理もやっちゃおうかと思っていたのですが、話しがだんだん耳の中でエコー状態。
テーブルの前から寝そべったら即意識を持って行かれちゃいました。
たぶん21時前だったと思います。
夜部屋を抜け出して、星空でも撮ろうなどという目論見は、“ただ風の前のチリに同じ”・・・
気づいたら朝でした。(大爆笑!!!!!

朝食(勝手におかずを海苔&納豆ご飯にしたものですが何か?)の後、そそくさと出発。

今日も山の中で撮ります。
・・・・・って「会津はずっと山の中」
【これ ↑ 何度か言って、「Go」ちゃんさんに「木曽路でしょ!」と突っ込まれて遊んでいました。】

2日目も文字が多くなって済みません。

7日最初の獲物は「磐越西線 尾登~荻野 磐西・只見ぐるり一周号 9222D」です。
9時40分過ぎに、鉄橋を渡ってくるところを・・・
★あまりじっと見ないで下さい。 実はちょっと影が入ってしまったので写真3枚を合成しています。
ここは一人で行ったらたぶん気づかない場所でしょう。 気づいたとしても毎年通って5年先に・・・ 分からんだろうな。
そして、先客の方にご挨拶をして再び移動開始。
この後は「SLばんえつ物語号」ですが、予報では晴れとか言っていたのですが、空が真っ白で先行きに不安が残ります。
道の駅に寄って買い物をしたりしながら、どこをどう通ったのか???状態で、“この辺にしましょうかポイント”に到着。

時計を見ると11時少し前。その時の空はこんなでした。

ところが、その後あれよあれよ問いう間に回復し、「あの雲はどこへ行ったんでしょう?」と狸に騙されたような青空になりました。 
そしてしばし静寂の中… 谷に木霊する汽笛が聞こえ、居並んだ約6名ほどに緊張が走ります。 私は当初撮ろうと思っていた場所に立てた三脚に、小さなビデオをセットし手持ちで少し離れたところへ小走りに向かいました。
この辺はいかにも会津という家並みがあって、絡めてもそれなりに絵になるとは思いましたが、なんとか編成全体の絵がほしかったため、一か八かの勝負に出たわけです。
そして撮れたのがこれ。

この角度で撮っていた人は他にいませんでしたから、心配だったんですけど大当たりだったようですね。 正面もほしかったんですけど初めてなので文句なし! です。
タイトルに使ったものは「キロポスト」や「電柱」を消しましたが、これは撮ったまま。 青空と紅葉の山がバックになり、緑一色の杉も煙を際立たせるよい背景になってくれました。 花粉の時期は大ッ嫌いですがね。

実はこの時点で、やはり新幹線で知り合ったマイミクの「見たまま小僧」さんと「Goちゃん」さんが連絡を取り合って、別の場所で合流し再び「ぐるり号」を撮ろうと言うことになりました・・・

「見たまま小僧」さんは上越線のD51-498「奥利根号」をお撮りになっていたのですが、おいでになるとのことで、、、
そう聞くと私もD51-498の奥利根号を撮りたいのですが、年内は封印。 あのデフがねぇ。 門デフとかその系統はちょっとね。 主に八高線や中央西線で撮っていたので、集煙装置はぜんぜんOKなんですけど、どうも。
去年のC57-180は確か門デフだったんですよね。 あ゛~~~~っ。。。。。

次の地点への移動は相当離れており、急がなければなりません。ここで「C57-180」を追いかけるわけにはいかなかったので,
直ちに移動開始。 関越で新潟市内をかすめ、北陸道経由で国道や県道を走り抜け、右手の先に「新潟スタジアム ビッグ スワン」が見えた時にはビックリ。にまさかここまで来るとは想定外のことでした。
あ~わけわからん。 まったくわからん。。。

最後のショットが11時33分で次の場所のファーストショットが14時1分でしたから、約2時間半で移動完了と言うことです。 しばらくすると「見たまま小僧」さんがおいでになり再会のご挨拶。
小高い丘から迎え撃つ格好になるのですが、狭い坂道の農道にはお二人ほど先着された方がいらして、それぞれにポジショニングされていましたが、私がレンズを替えに車に行き、戻ってみるとお一人を除いて全員位置が変わっていてビックリ!

そんな騒動の後に遙か彼方からタイフォンが聞こえ、またまた緊張感が辺りを覆い、朝撮った国鉄色「朱色5号」一色塗りのキハ47の3連「ぐるり号」が唸りを上げてやってきました。 私は2色塗りが好きなんですけど。。。

逆方向なら線路わきの林の中から緩いS字カーブで撮れたかもしれないんですが、雑草で足回りが無理だったかな・・・

これにて本日の撮り鉄は終了。 あとは高速道の渋滞を気にしつつ帰路につきました。
途中遅い昼食をとった道の駅「いりひろせ」では、「鏡ヶ池」の水面に反対の紅葉が見事に写っており、晴天の青空の下入ってくる皆さんが思わずカメラをむける光景が展開されていました。
それがこれです。


この後下道経由で関越似入り、一応最後の予定のPAで「見たまま小僧」さんとお別れのご挨拶をして出発しました。
案の定埼玉の某所で渋滞が始まり、「Goちゃん」さんの本領発揮で下道をすいすいと「上尾駅」まで送っていただき解散となりました。

なんだかかなり大急ぎでたどってきましたが、私の58周年にふさわしい? 道中でした。

ご案内と運転をして下さった「Goちゃん」さん。どうもありがとうございました。
急なお誘いに気軽に参加して下さった「S」さん。ありがとうございました。
途中から合流した「見たまま小僧」さん。お疲れ様でした。
また機会がありましたら、「サエグサ」さんが行きたかったと泣いていましたので、お誘いしましょう。

なにはともあれ、普段はまったく接点のない4人が、新幹線つながりで知り合い、まったく想像もしなかった山の中で同じことをしているって、後で考えると不思議でなりません。

たいへんたいへんお疲れ様でした。 ってことで「SLばんえつ物語号」の章。筆を置かせていただきます。

事故もなく、順調に過ごせたということで、めでたし、めでたし。


画像投稿お待ちしています。>> ここをクリックしてください。
管理人からの「お知らせ」と「お願い」>> ここをクリックしてください。
ハンドルネームの由来>> ここをクリックしてください。
Comments are only in Japanese!
Was written in a foreign language will be deleted.

0 件のコメント: